ギアロス改善にクランクケースリードバルブを導入
TDMの車齢&個体差かもしれませんが、2000回転以下でのギアロス(ドンツキ)や”息つぎ”が強く、
交差点を曲がる際にバランスが崩れやすいというクセがありました(リコールは対処済み)。
これに対する諸策のひとつとして、「クランクケース内圧減圧」のためのバルブ「T-REV」を導入してみました。
【参照】TERAMOTO(テラモト) T-REV リードバルブ 0.07mm ブラック 1313
取り付けや効果原理については、メーカーや先達諸兄の解説が多く上奏されておりますので、そちらを参考に作業を進めております。 サービスマニュアルでもブリーザーホースの位置を確認しながらの作業で、特にTDMでは位置確認は容易であるものの、タンク裏のコンパクトな空間に納めなくてはなりません。
そこで、ブリーザーホースを30mm程切断し、屈曲部が潰れない程度に切継ぎして、T-REV本体を取り付けました。
サービスマニュアルを参考に、ホース位置を確認しながらの作業なのですが、やはり機体に刃を入れるのは緊張します(汗笑)。
ホースを切断して、曲がり部分がれない程度に30mm程切り詰めたあと、まずはエアクリーナー側をつなげます。
次いで、クランクケース側のホースを取り付けて固定し、作業自体は完了です。
タンクはシート下のヒンジでつなげる形で持ち上げていたのですが、リアブレーキのフルードタンクがあることに失念してました(汗)。 →結 果、ヒンジが歪んでしまいました。
エアの混入する危険もあるので、次の作業では留意ですね。
切断面がガタガタなのは反省です…(汗笑)
装着後はエンジンを始動させて、オイル洩れ等の異常が無いかを確認後に試走してみました。
効果の程は既出のレポート通りで、特に低速でのギアロスが解消され、アクセル開け始めや低速時のガタガタした動作が無くなり、素直に廻ってくれています。カーブでのアクセル開け始めでもストレスが無いのは、本当に実感ですね。 また高速走行でも回転のスムーズさが感じられ、全域でギアロスが改善されているのを感じました。
特に、発進時にストールしかけるという”致命的”なクセ(?)が改善されたのは、大きな収穫でした(^ ^)
小さなパーツなのにコストが掛かる感もありますが、性能改善の効果を見るに、費用対効果は非常に高いと考えています。